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高嶋哲夫さん著「富士山噴火」ずっと続く緊張感が面白い!

こんにちはまきのすけです。

今日は

高嶋哲夫さん著の富士山噴火という本の書評を書いていきます。f:id:animackey:20180117040254j:plain

あらすじ

この本の物語は南海トラフ地震の描写から始まり、津波によって大きな被害が出るところから始まります。そして物語のメインとなるのはその3年後の話で地震によって富士山の火山活動が活発になりったことで若い火山学者が富士山の噴火を予言しそれを耳にしたある事情で自衛官をやめた主人公があらゆる人脈を駆使して被害を最小限に食い止めるために必死に動きますがついに富士山が…といったような話です。

裏表紙のあらすじが上手すぎる…

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この物語の見どころ

この物語の面白いところとしては序盤は富士山の噴火が迫っている状況を予知しているのは一部の学者だけで、それぞれの事情で大事にしたくない気象庁や地元の観光業界、さらには有名な火山学者が安全だとテレビで言い張る状況から住民が避難に消極的な状況で刻々と迫る富士山噴火への緊張感。

中盤後半は人々を救うためにあらゆる手段を講じて最善を尽くそうとする様々な現場の人々の命がけの描写とだんだんと重大さを増していく富士山との組み合わせが特に緊張感があって面白いです。

まとめ

見どころやあらすじなどはとてもおおざっぱに説明しましたが、住民避難の際の人々の移動の動きや噴煙を見よう野次馬が集まり混乱する場面など実際にあり得るかもしれないと思うようなリアリティのある内容となっています。

また普段生活しているときには考えもしない富士山噴火というのも現実に起こりうる話でもあるのでそのような場合を想定して準備しとくのもいいと思います。

最後まで緊張感が続いて電車を乗り過ごしそうになるくらいのめりこむことが出来る話なのでお勧めです。是非読んでみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。