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マンガ「聯合艦隊司令長官 山本五十六」

こんにちはまきのすけです。

今日は私が歴史の中で一番尊敬する人物である山本五十六の生涯をテーマにした漫画について書いていきたいと思います。

もしかしたら歴史観に自分の主観が混ざっていることもあるかもしれません。その辺はご了承ください。

 

まず表紙はこんな感じです

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ざっとした流れ

この物語は日独伊三国同盟締結直前期あたりから物語は始まります。陸軍、マスコミ、世論が日露戦争での勝利を根拠に三国同盟締結を支持する中、米国の国力を留学などで知っていた山本五十六はこの同盟に異を唱え続けます。

しかし山本長官の努力もむなしく日本は対米戦争への路線を歩むこととなり、ハルノートが決め手となって開戦、対米戦争に何よりも反対していた山本長官は連合艦隊司令長官として空母を叩くため真珠湾攻撃の指揮を執りますが真珠湾には空母が一隻もいませんでした。これについては今もアメリカは真珠湾攻撃を察知していたのではという意見があります。

この後も米国との講和をずっと模索しながら戦っていた山本長官ですがラバウルで戦死されました。

山本長官が戦死されてから先の大戦で失われた命は9割以上だったそうです。

この物語の見どころ

この物語は山本長官の人柄を丁寧に書いていて、好物の水まんじゅうを食べるところなど本当に細かいところまで描かれていて人となりがよくわかります。

また山本長官の先を読む力というものはすさまじく、航空戦力メインの時代になると考えていたことや、総力戦に持ち込んだら日本は勝てないと予測していたことなどを世論をあおる新聞記者とのインタビューの場面で描くことでいかに世論とかけ離れた持論を持ち正しい考えを持った方であったかが記されています。

 

まとめ

山本五十六についてはいまだに賛否両論ありなかなか論じるのが難しい人物ですがこの先見性はほんとに人として目標にするべき人物だと思います。

また部下への接し方など当時の一般人の厳しいイメージとは違いやさしく慕われる人柄であったことも尊敬できる部分です。

歴史自体は山本元帥の理想通りには進みませんでしたが、当時もっとも日本のために尽くした人のひとりであったのではないかと思います。

マンガで大変読みやすいので興味を持った方は是非読んでみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。