マイペースにだらだらと書き連ねていくだけのブログ

書評はまじめに、おいしかったものはゆるく書いていきます

文庫本

【書評】植松三十里さん著「ひとり白虎-長州から会津へ- 」

こんにちは、今回は植松三十里さんの「ひとり白虎 会津から長州へ」を読んだので感想書いていきます。 なぜこの本にしたのか この本の裏表紙の内容紹介の 戊辰戦争に参戦した会津藩白虎隊士・飯沼貞吉。仲間達と自刃したが、唯ひとり蘇生する。江戸の謹慎所…

【書評】「分水嶺」 笹本稜平著 

こんにちはまきのすけです。 今日は笹本稜平さん著、分水嶺を読んだ感想などを書いていきます。 物語の内容 感想 物語の内容 急逝した父の遺志を継ぎ、山岳写真家として生きることを誓う風間健介。父の愛した厳冬の大雪山で撮影中、絶滅したはずのオオカミに…

【書評】特撮の巨匠、円谷英二の助手の物語「ヒトラーの試写室」

こんにちはまきのすけです。 今日はあの特撮界の巨匠、円谷英二さんの助手である柴田彰という人物について書かれた物語、松岡圭祐さん著「ヒトラーの映写室」という本の感想を書いていきます。 円谷英二という名前を聞くと最初に思い浮かぶのはゴジラとかウ…

高嶋哲夫さん著「富士山噴火」ずっと続く緊張感が面白い!

こんにちはまきのすけです。 今日は 高嶋哲夫さん著の富士山噴火という本の書評を書いていきます。 あらすじ この本の物語は南海トラフ地震の描写から始まり、津波によって大きな被害が出るところから始まります。そして物語のメインとなるのはその3年後の話…

今までで一番いい本に出合ったかもしれない…「日本のポスター」

今更ながら新年あけましておめでとうございます。 正月気分が抜けずにぐうたらしていたら13日経っていました… もっとしっかりしないと… 本題行きます 今日紹介するのは三好一さんの「日本のポスター」という本です。 この本の素晴らしいところは何と言っても…

「あひる飛びなさい」戦後初国産旅客機を通したリアルな人間関係が面白い

*タイトル入れ忘れで上げなおしですごめんなさい こんにちはまきのすけです。 今日は阿川弘之さん著「あひる飛びなさい」の書評を書いていきます まずこの作品の題材は戦後初の国産旅客機YS-11を題材にしたもので1963年に刊行された本です。 YS11(ワイエス…

「逢坂の6人」で六歌仙を知る!

こんにちはまきのすけです。 今日は六歌仙及び古今和歌集をテーマにした本、周防柳さん著「逢坂の六人」を紹介します。 六歌仙とは何ぞやという方はこちらを見てください dictionary.goo.ne.jp 表紙がかわいい この物語は古今和歌集の撰者に命じられた紀貫之…

有川浩「空飛ぶ広報室」をいまさらながら読んだ

こんにちは、お久しぶりですまきのすけです。 今日は数年前にドラマ化するなど結構話題になった「空飛ぶ広報室」が去年の四月に文庫本化され、いまさらながら読んだので感想などもろもろ書いていきたいと思います。 あらすじ 著者の取材によって物語の面白さ…

今更ながら村上海賊の娘を読んで売れた理由に気づく

こんにちは、最近やることが多くて更新ができてなかったまきのすけです。 今日はちょっと気合を入れなおして久々に書評書いてきます。 今日ご紹介するのは前にかなりブームになった歴史小説、和田竜作「村上海賊の娘」です。 なぜいまさらと思われる方が多数…

子供ではなくなった今だからこそ「星の王子様」を読んで物語のメッセージがわかるのではないか

こんにちは 今日は世界的に有名な小説、サンテグジュベリの「星の王子様」(集英社文庫の池澤夏樹さん訳)を読んだ感想でも書いてみたいと思います。 内容紹介 読んでみて 内容紹介 この本は6年前にパイロットの著者がサハラ砂漠に不時着した時の出来事の回…

”終末のフール”を読むと生きる意味を考えさせられる

こんにちは。 なんか書評でもしようかなーと考えていたら夏に読んだ終末のフールという本がとてもいい本だったのを思い出したので自分の記憶をたどって書いてみました。 この本の初版は2006年3月らしいのですが今でも古い感じもなく自然に読むことができまし…