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「あひる飛びなさい」戦後初国産旅客機を通したリアルな人間関係が面白い

*タイトル入れ忘れで上げなおしですごめんなさい

こんにちはまきのすけです。

 今日は阿川弘之さん著「あひる飛びなさい」の書評を書いていきます

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まずこの作品の題材は戦後初の国産旅客機YS-11を題材にしたもので1963年に刊行された本です。

YS11(ワイエスじゅういち)とは - コトバンク

これを文庫化して今年の11月に新刊として刊行されました。

この物語は戦後間もない日本から1963年までが舞台です。

あらすじ

主人公は元陸軍の横田大造という人物で戦後すぐ皇室御写真売りで生計を立てようとしていたところ国産飛行機開発を夢見る陸軍元中尉の加茂井博士と軍にいたころ以来の再開をし、米軍基地内でキャバレーを経営し、その後観光バス会社(モデルは、はとバス?)を立ち上げます。

加茂井博士は国産機開発のための技術者を集めて、飛行機産業が許可されるまで仲間内で細々と暮らしていました。解禁された後は飛行機開発のため航空会社を立ち上げるなど奔走します。

この二人はあひるの会という2人の飲み会を3年に1回開き近況報告を行いバス会社や航空会社にそれぞれのノウハウや知識を吸収して互いに成長していきます。

さらにこの2人と大造の娘や大造の恋人などの人間関係がいろいろと絡まって物語が進んでいきます。

まとめ

とにかく飛行機開発を軸に大造と加茂井博士の0からでも逆境でもあきらめず立ち向かう姿勢や繰り広げられる人間関係がリアルで面白いので是非読んでみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました